[FLASH] 伝説の何某




その昔、某国を襲ったのはモンスターにしてモンスターではない異型の種であった。
国は服従し、兵士は解雇。
モンスター達は国益を牛耳る事で、国の平穏を約束した。
国民は人質をとられる事で逃げ出す事も抵抗する事も出来なかったが、
水面下では一人の女性がレジスタンスを立ち上げていた。
レジスタンスのメンバーは常に目立たない様、
1~4人までの少数精鋭でモンスターとの戦闘に向かっていたが・・・
誰一人帰る事はなかった。
そんな光明すら消え失せ掛けた国に一組の珍妙なパーティが訪れた。
勇者と僧侶、その後をつけるようにして歩く少年。
彼等こそがこの国に本当の平穏をもたらす人物であると、
この時は誰しも思う事はなかった。
しかし、その平穏は彼等の明かされる事のない恥辱の上に成り立っていた・・・